うつ病の薬で抜け毛が増えた!?

抜け毛が増えたのはうつ病のせい?

抜け毛を軽減させるための対策とは?

 

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抜け毛の原因は病気?薬?

実は、うつ病の方の抜け毛の原因は様々で、原因を特定するのは困難です。薬の服用をやめれば副作用の影響はなくなりますが、うつ病の治療が困難になります。

そこで今回は、うつ病の症状と抜け毛の関係や副作用で抜け毛が増える可能性、薬をやめる以外で抜け毛を軽減させる対策についてまとめました。

 

うつ病の症状と抜け毛の関係性は?

 

 

うつ病の症状と抜け毛の関係は、次の2パターンあります。

  1. うつ病の症状が抜け毛につながるケース
  2. うつ病と抜け毛の両方の原因となる過度なストレスが抜け毛につながるケース

 

それぞれ具体的に見ていきましょう。

1.うつ病の症状が抜け毛につながるケース

 ① 睡眠障害により髪の成長が抑制される

 ② 新陳代謝のサイクルが崩れて頭皮トラブルに

 ③ 血液を頭皮に送る機能が弱まる

 ④ 倦怠感で身だしなみに気を遣えなくなる

① 睡眠障害により髪の成長が抑制される

うつ病の症状に、なかなか寝付けない、夜中に何度も起きる、早朝に目が覚めてしまうといった睡眠障害があります。

睡眠障害によって睡眠不足になると、髪の毛の成長を助ける成長ホルモンが分泌されにくくなって、抜け毛が増える可能性があります。

② 新陳代謝のサイクルが崩れて頭皮トラブルに

新陳代謝は古い細胞が新しく生まれ変わることを言います。皮膚も新陳代謝によって生まれ変わります。

ところがうつ病によって、この新陳代謝の機能が弱まりサイクルが崩れると、フケの原因になったり頭皮が硬くなったりという頭皮トラブルにつながります。

この頭皮トラブルが抜け毛を生じさせます。

③ 血液を頭皮に送る機能が弱まる

うつ病の症状の自律神経の乱れによって血管が収縮します。すると、頭皮の血行も悪くなって髪に必要な栄養や酸素が届きにくくなります。

それが抜け毛の増える原因となります。

④ 倦怠感で身だしなみに気を遣えなくなる

倦怠感は、とにかく疲れやすくだるいといううつ病の症状です。それによって身だしなみに気を遣えなくなります。髪をくしでとかしたり、シャンプーで髪を洗ったりすることを怠って、頭皮トラブルになることがあります。

それによって抜け毛が増える可能性があります。

2.うつ病と抜け毛の両方の原因となる過度なストレスが抜け毛につながるケース

 ① 過度なストレスで男性ホルモンが増加

 ② 過度なストレスで亜鉛不足に

 ③ 思うように動かない心と体が更なるストレスに

① 過度なストレスで男性ホルモンが増加

男性ホルモンの分泌が増えると抜け毛が増えます。

② 過度なストレスで亜鉛不足に

過度なストレスによって亜鉛が大量に消費されてしまいます。

すると髪の毛の成長をサポートする亜鉛が不足し、抜け毛が増えます。

③ 思うように動かない心と体が更なるストレスに

うつ病も抜け毛も過度なストレスが原因なのに、ままならない心と体が更なるストレスを呼びます。

すると、うつ病の症状が悪化したり抜け毛が増えたりする原因となります。

 

うつ病の薬の副作用で抜け毛が増える可能性とは?

抜け毛の副作用が現れる可能性は少ないですがあります。またもっと出やすい別の副作用が間接的な原因となって抜け毛が増える可能性もあります。

副作用の現れ方には個人差もありますので、2つの可能性を合算すれば、うつ病の薬を飲み始めたら抜け毛が増えるということはあるでしょう。

抜け毛の副作用に注意すべき薬と副作用が現れる割合(医薬品添付文書参照。2017年7月時点)について見ていきましょう。

抜け毛の副作用に注意すべき主な薬

  1. デプロメール
  2. ジェイゾロフト
  3. イミプラミン

1.デプロメール

デプロメールに脱毛の副作用が現れる割合は0.1%未満です。

抗うつ剤によく現れる他の副作用が現れる割合は、眠気や吐き気が5%以上と多く、めまいや頭痛、便秘、口の渇き、下痢などは0.1~5%未満です。

2.ジェイゾロフト

ジェイゾロフトで脱毛症の副作用が現れる割合は1%未満です。

抗うつ剤によく現れる他の副作用が現れる割合は、睡眠障害、吐き気(嘔吐)、めまいや頭痛、便秘、口の渇き、下痢などが1%以上です。

3.イミプラミン

副作用が現れる割合のデータは出ていませんが、副作用として脱毛の記載があり、その他には眠気、不眠、吐き気(嘔吐)、下痢、食欲不振の記載があります。

抜け毛以外の副作用が間接的な原因となる場合

  • ホルモンバランスが変化して一時的に抜け毛が増える
  • 睡眠障害などの副作用により髪の成長が抑制される
  • 吐き気や下痢などの副作用により、食事からの栄養摂取ができず、栄養不足で抜け毛が増える

 

デプロメールやジェイゾロフトは脳内のセロトニン濃度を高める薬ですが、それによって自律神経が乱れ、ホルモンバランスが変化して一時的に抜け毛が増えることがあります。

 

うつ病での抜け毛を軽減させる対策とは?

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ポイントは次の2つです。

  1. 自分に合ったストレス解消方法を実践する
  2. できる範囲で抜け毛対策をする

 

具体的な方法を見ていきましょう。

1.自分に合ったストレス解消方法を実践する

 ① お風呂でリラックス

 ② ヒーリング音楽などを聴く

 ③ 思いっきり体を動かす

 ④ 思いっきり泣く

 ⑤ 信頼できる人と話す

① お風呂でリラックス

半身浴でゆっくり入浴するのがおすすめです。好きな音楽を聴きながら、DVDを観ながら、読書をしながらなど好きなことをしながら極上のバスタイムを過ごしましょう。入浴剤にこだわるのも良いでしょう。

② ヒーリング音楽などを聴く

気持ちが落ち着く音楽を聴きましょう。寝る前にヒーリング音楽やクラッシック音楽などを聴いて、気持ちが落ち着けば眠りやすくなります。

③ 思いっきり体を動かす

心地良い疲れを感じる程度の運動は発散になりますし、良い睡眠につながります。目標を決めてランニングや散歩をしたり、カラオケで大声で歌って踊ったりするのがおすすめです。

④ 思いっきり泣く

うつ病の方は頑張り過ぎて我慢をため込んでいることが多いので、思いっきり泣いて感情を発散するとすっきりします。涙を流すと負の感情も涙と一緒に外に出やすくなります。

⑤ 信頼できる人と話す

一人で悩んでいると気持ちがふさぎ込んでしまうので、家族や友人に話を聞いてもらい、おしゃべりで発散するとすっきりします。あるいはカウンセリングを受けて思いっきり愚痴って感情の吐露をするのもおすすめです。

2.できる範囲で抜け毛対策をする

 ① 無添加でアミノ酸系のシャンプーを使う

 ② 良質のタンパク質、ビタミンやミネラルを取る

 ③ シャンプー前にブラッシングする

 ④ 頭皮マッサージをする

 ⑤ お気に入りの育毛剤を使う

① 無添加でアミノ酸系のシャンプーを使う

頭皮を弱酸性にすると、新しい髪の毛が生えやすいです。アルカリ性の製品に弱酸性剤を添加しているものは良くないので、できれば無添加のものを選びましょう。

② 良質のタンパク質、ビタミンやミネラルを取る

毛髪はタンパク質が主成分なので、大豆食品や牛肉、卵、魚など良質のタンパク質を含む食品を積極的に食べましょう。また、ビタミンやミネラルで成長が活性化されるので、それらを多く含むごまやワカメなどを積極的に食べましょう。

食品で取るのが難しければサプリメントもおすすめです。

③ シャンプー前にブラッシングする

髪が乾いた状態のままブラッシングして、表面の汚れを落としましょう。シャンプーするのが億劫な時は、ブラッシングだけでも丁寧にすると違います。

④ 頭皮マッサージをする

頭皮が柔らかくなるので、血行が良くなり、新陳代謝も高まります。髪が濡れていると髪や頭皮にダメージがあるので髪が乾いている状態で行いましょう。

⑤ お気に入りの育毛剤を使う

育毛剤に頼るのもおすすめです。機能にこだわる、香りにこだわるなどお気に入りを見つけましょう。

 

まとめ

うつ病の症状が抜け毛につながるケースは次の4つです。

  1. 睡眠障害により髪の成長が抑制される
  2. 新陳代謝のサイクルが崩れて頭皮トラブルに
  3. 血液を頭皮に送る機能が弱まる
  4. 倦怠感で身だしなみに気を遣えなくなる

 

うつ病の薬の副作用で、抜け毛が増える可能性はあります。

その他、睡眠障害の副作用、吐き気や下痢などの副作用が抜け毛につながることもあります。

 

抜け毛を軽減させる対策は、

  1. 自分に合ったストレス解消方法を実践する
  2. できる範囲で、以下のような抜け毛対策をする
    ①無添加でアミノ酸系のシャンプーを使う
    ②良質のタンパク質、ビタミンやミネラルを取る
    ③シャンプー前にブラッシングする
    ④頭皮マッサージをする⑤お気に入りの育毛剤を使う

 

のがおすすめです。

もしも特定の薬が抜け毛の原因とわかるなら、薬を変えてもらえるように医師に相談しましょう。